糖尿病と歯周病

 歯周病は歯肉や歯を支えている骨に炎症が起こり破壊される病気ですが、近年、全身疾患との関係が議論されています。
 すなわち、歯周病が糖尿病を悪化させたり、低体重児出産の原因となったり、また歯周病原因細菌が心臓疾患、動脈硬化、老人の誤嚥性肺炎を引き起こしていると言われています。その中で、糖尿病と歯周病との関係は状況証拠だけでなく、そのメカニズムが説明されており、因果関係はそうとう濃厚です。
 糖尿病に関係するインシュリンは、筋肉細胞が血糖を吸収し利用するのを助ける働きをしているのですが、糖尿病になると、インシュリンの分泌が少なくなるため、血糖が細胞に取り込まれなくなり、血糖値が上がります。。ここに歯周病があると、その炎症巣で産生される物質がインシュリンの作用を阻害し、ますます血糖値が下がらなくなり、糖尿病が悪化すると考えられています。また糖尿病では、感染が起こりやすいため歯周病が悪化するという悪循環を引き起こすことになります。
 実際、重度の歯周病と重度の糖尿病の両方にかかっている方をみますが、両方の病気がお互いを悪くしているように見受けられます。そして、歯周病の改善に伴って、糖尿病の指標であるHba1cが下がって来る方もいます。
 インプラントにしても、かなり重度の糖尿病では、適応ではない場合もあります。
 糖尿病の方は、歯科医院で歯周病のチェックを受けられるといいと思います。
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投稿日:2007年10月31日  カテゴリー:未分類

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