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新着情報:2008年01月分
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2008年01月30日:インプラント症例:患者さんの声(5)
欠損している歯の隣の歯が極度に曲がっているため、ブリッジにも義歯にもできないことがあります。このような場合インプラントが大活躍します。
症例5 M.S. 48歳 女性:右第一大臼歯を喪失した方ですが、手前の小臼歯が外側に強く傾いているため、ブリッジ、義歯とも適用できず、インプラントで修復するしか手がないという状態でした。抜歯後の骨の吸収が強いため、骨の移植手術を行った後、インプラントを埋め込み、ポーセレンの差し歯で修復しました。
結果として、前後の歯2本を削ることなく、見た目も美しくなり、よく噛めるようになりました。
<声>最初にインプラントしかできないといわれた時は、ショックだったけれど、手術は全然つらくなかったし、差し歯もよく噛めるし、満足しています。
2008年01月23日:アンチエイジング
近頃、アンチエイジングという言葉を、特にサプリメントや美容整形の領域で聞かれることが多くなっていますが、日本語では「抗加齢」あるいは「老化阻止」と言うようです。
老化阻止、不老と言えば、秦の始皇帝の時代から夢見られ、その命により、不老不死の仙薬を求めて、この国を訪れた者もいました。しかし、現代のアンチエイイングは単なる「不老」を望んでいるのではなく、ましてや「不死」を求めてもいません。現代医学は体を構成する細胞の分裂回数には限りがあることを知っており、そのため死が免れないものであることを認識しています。
従って、アンチエイジングのめざすところは、アンバランスな老化を防ぎ、「いつまでも若々しく美しく、そして健やかに老いる」ことであり、QOL(生活の質)を高く保ちながら「健康長寿」することなのです。
老化(エイジング)の原因には、活性酸素(フリーラジカル)による細胞の酸化、遺伝子の変異、ホルモンの低下、免疫力の低下等が考えられており、これらを防止することが、アンチエイジング医学であり、食事、運動を中心とする生活習慣の改善をはじめとして、サプリメント(抗酸化物質としてのビタミンC、E、各種ポリフェノール等)等の栄養指導が行われています。
歯科においてもアンチエイジングに寄与するところ大であります。とりわけ、インプラント治療によって、口元の美しさ、若々しさを取り戻し、またしっかり噛めることによって、心の充実感が得られ、心身共に若々しさを保つことが可能となります。
2008年01月16日:インプラント症例:患者さんの声(4)
全ての歯を喪失した症例、ないしそれに近い症例は、インプラントの計画を立てるうえで、極めて高度の技術を必要とします。以下の症例は15年前に手術を行った方で、上顎は2本を除いて全て欠損している方です。
症例4 Y.S.65歳 女性:上顎は右側切歯、犬歯を除いて、12本全て欠損、下顎は、右小臼歯1本、大臼歯2本、左大臼歯2本、計5本欠損で、義歯への嫌悪感が強く、インプラントを希望されました。
上顎へは、右臼歯部へ3本、前歯へ2本、左臼歯部へ2本、計7本のインプラントを埋め込み、下顎へは、右臼歯部へ2本のインプラントを埋め込みました。差し歯は、上顎では、問題が生じた場合取り外して対処できるということで、当時導入されはじめていたねじ止め技術(噛む面に穴が開いているように見えます)を採用しましたが、その後15年間取り外していません。
写真でみるように、現在でも、審美的、機能的に全く問題なく、経過良好です。
<声>入れ歯」は絶対いやです。インプラントで清潔なお口でいられるし、自分の歯と同じに使えます。入れてから15年たちますが、今まで全く困ったことは起きていません。今でも、2、3ヶ月に1回通って、定期検査とお口のクリーニングを受けています。
2008年01月09日:インプラント症例:患者さんの声(3)
上顎の前歯のインプラントは、目立つこと、骨が薄いことなどから、高い技術を必要としますが、さらに2歯以上の多数歯の場合は、全体のバランスをとるうえで、より難しい症例となります。
症 例3 H.W.60歳 男性:左上顎中切歯、側切歯を喪失した方で、周りの歯を削らずに修復したいという希望があり、インプラントによる審美的修復を行いました。
まず、欠損部の骨の幅および高さが不足しているため(前歯の場合は、抜歯後の骨の吸収のため、ほとんど全ての症例でそうなります)、ご自身の骨と人工骨を使って骨の移植手術を行いました。その後、欠損長が短いため、通常より細いインプラントを2本埋め込みました。前歯では、インプラントの金属が絶対見えてはいけないので、通常より深めに、また後ろめに入れます(左写真)。
差し歯は、インプラントだけでなく、ご自身の歯の右中切歯の差し歯も替えたいということで、3本でつくりました(中、右写真)。
<声>インプラントにしてよかった。違和感は全くないし、たくさんの歯を削らないで済んだし。先生は、細いインプラントが入っているから、あまり硬いものを前歯で噛むなと言うけど、時々忘れてます。
2008年01月01日:レオナルド・ダ・ヴィンチの歯
2008年明けましておめでとうございます。
今年も張り切って、元日からブログをはじめます。年の始めなので、ちょっと、趣向をかえて、芸術的?な話からはじめます。
ルネッサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチは、解剖図譜といえるような、全身の解剖図のデッサンを15世紀末に著しており、現在イギリスのウィンザー城王立図書館に保管されています。
その中に、頭蓋、顔面の解剖図があり、芸術的であると同時に科学的な正確さを備えていて、感情を抑えた美しい絵になっています。インプラントの手術時に重要となる下顎の神経、血管や、上顎洞の構造も目を見張るばかりの精緻さで描かれています(下左図)。
この頭蓋、顔面の骨の絵の横に、4種類の歯が描かれています(上右図)が、他に比べるとかなり稚拙なデッサンです。右から左へ前歯、犬歯、小臼歯、大臼歯を表しており、絵の上の数字はその本数に一致すると説明されていますが、歯科医からみると、ちょっと違うのではないかと疑問を持ちます。一瞥したところ、歯の形がほっそりし、根も弱弱しくて、乳歯のようにも見えます。しかし、この解剖図はすべて成人を対象にしていますから、歯だけ子供のものを選んだとは思えません。そして永久歯であるなら、歯の形から類推すると、右から順に前歯、犬歯、下顎大臼歯、上顎大臼歯と考えられます。しかし、そうなると歯の上に書かれた数字が意味をなさなくなってしまいます。
歯の形と数字、これがどうしても一致しないのです。また歯の形が実際のものとはやや異なっているのです。絵の稚拙さからすると、レオナルドではなく、工房の助手が試みに描いたのかもしれません。いずれにしろ、この解剖図をもとにいろいろ考えをめぐらすと、推理小説を読んでいるような気になります。
「ダ・ヴィンチ コード」でも触れられているように、レオナルド・ダ・ヴィンチは、反カトリシズム、反ヴァチカンの秘密結社の総裁だったとも言われており(マイケル・ペイジェント他著「レンヌ・ル・シャトーの謎」)、また、キリストの亡骸を包んだトリノの聖骸布を作製した張本人だとも言われており(リン・ピクネット他著「トリノ聖亡骸布の謎」)、興味は尽きません。




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