上顎の骨が薄いケース(1)CASE5

上顎の臼歯部にインプラントを入れる場合、鼻の横にある副鼻腔(上顎洞)が発達してインプラントを挿入する骨の量が不足するため、特別な手術方法が必要になる場合があります。サイナスリフト(上顎洞挙上術)と言って、上顎洞を上に持ち上げ人工骨を移植する手術で、高度な知識と技術を伴います。

42歳 男性:両側の上顎の臼歯4本ずつ計8本を喪失している方で、嘔吐反射、異物感が強いため、義歯は全く入れていられません。前歯6本だけで食事をしている状態です。インプラントを希望して、他院を受診しましたが、上顎の骨が薄いためインプラントは不可能と診断され、知人の紹介により当院を受診しました。

この方は上顎洞が大きく、上顎の骨が薄いため、両側ともサイナスリフト(上顎洞挙上術)を行った後、左右3本ずつインプラントを埋め込み、セラミックの差し歯で修復しました。

症例5
症例5
症例5
症例5

インプラントの差し歯が入って、何でも食べられるようになって、嬉しい。特に、好物の酢ダコを噛みしめながら食べられた時は最高でした。鼻の手術(上顎洞挙上手術のこと)の後は大分腫れたけれど、インプラントの手術(埋め込み手術のこと)は全くつらくなく、身内や友達にも安心して勧められます。ともかく、インプラントで、人間らしい食事ができるようになったことは、素晴らしいの一語に尽きます。

治療費の目安 上顎洞挙上術(サイナスリフト)¥330,000。
インプラント1本¥440,000。
治療期間の目安 4~9か月
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