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新着情報:2008年05月分

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2008年05月28日:自然災害に対する国際援助

 ミャンマー(ビルマ)のサイクロンでは、国連発表で10万人の死者、22万人の行方不明者、190万人以上の被災者が生じ、中国四川省の大地震では中国政府の発表で6万人の死者、36万人の負傷者、4550万人の被災者と公表されていますが、いまだ被災者数は推測の域を出ず、今後感染症の拡大も考えられ、さらに犠牲者は増えるものと予想されています。
 この数字をみると自然災害の脅威を痛感せざるを得ません。しかし、天気予報が進歩した今日、サイクロンの大きさと進路はある程度予測できていたと言われていますし、四川省の地震も大雑把ではあるが、その可能性が指摘されていたという情報もあり、自然災害ではあるけれども、人災も加わって事態を大きくしている面があるようです。
 それ以上に深刻なのは、両国とも体制維持を第一に考慮し、災害後の人命確保、生存者、被災者への援助を積極的に行う熱意に欠けるのではないかと見られることです。テレビ映像では、政府要人が被災地を見て回り、国を挙げて喪に服す日をつくり、また奇跡的な生存者救助を大々的に報じていますが、両国とも諸外国からの災害救助の特殊技術を持った援助要員の受け入れを積極的には認めていません。救出、および罹災者への処置には大量の人員と特殊な技術が必要と思われ、国連および諸外国も人員派遣を申し出ているのに、自国の社会体制を知られたくないためか、あるいは自国の災害状況を的確に把握する行政体制が不十分なためか、食糧、医薬品の援助のみ受け入れ、人員の入国を嫌っています。ちなみに、既に外国からの援助物資は闇商品となって市場に出回っているようです。
 これは為政者の勝手な事情のためで、一番困るのは、被災者で、水、食糧、医薬品が手に入らず、飢え、感染症の恐怖の中にいます。国民の生命は為政者の目論見で勝手に決められてはなりませんけれど、外国のこととて、私たちには手が出せないのはなんとも歯がゆいものです。
 こういう事態をみると、自然災害の救援に際しては、当該国の政府当局の意向にかかわらず、国連を中心とする国際機関が国民の生命を守るため、救出する権利を持つという理念を、国際的に認めるための国際環境が整備されるよう努力する必要があるように思えます。


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2008年05月22日:インプラント症例:患者さんの声(13)

 上顎には副鼻腔といって鼻の組織があるため、インプラントを埋め込む場合レントゲン検査やCT検査により正確に解剖を精査して計画を立てる必要がります。
 従って、上顎大臼歯部の欠損に対しては、副鼻腔(上顎洞)の大きさによって、そのままインプラントを埋め込むことができる場合、ソケットリフトにより上顎洞の処理をする場合、さらにサイナスリフトを行って、上顎洞の処理を行う場合、の三つの方法があります。手術の大きさと経済的な面からいうと、できるだけサイナスリフトは避けて計画を立てます。喪失した本数すべてを修復するにはサイナスリフトを行わなければならないような場合は、患者さんとの相談の上、1本減らして、インプラントを埋め込み、サイナスリフトを回避する場合もあります。

 症例13、62歳、女性:右上第一大臼歯、第二大臼歯を喪失し、義歯を作りましたが、違和感に耐えられず、全く使用していませんでした。しかし、左側だけで噛んでいるのは、かみ合わせにとって良くないことを自覚し、インプラントの手術を受け入れられました。
 上顎洞がやや大きく、インプラントを入れる骨が薄いため、2本ともソケットリフトを行って、上顎洞を4mm上方に押し上げて、さらに骨を移植してインプラントを埋め込みました。ソケットリフトで4mm押し上げるのは限界といわれていますが、サイナスリフトを避けて、あえてソケットリフトだけで処理しました。

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<声>インプラントをしてよかったと思っています。手術はあれっと思っているうちに終わっちゃったし、何でも噛めるし、いうことなしです。

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2008年05月15日:インプラント症例:患者さんの声(12)

 両側の下顎の臼歯部が喪失した場合、義歯はかなり大きなものとなり、口腔内の違和感は強いものです。このような時にインプラントが威力を発揮します。


 症例(12) 女性 38歳:両側の第一大臼歯、第二大臼歯を喪失した部分にはじめて義歯を入れましたが、違和感に耐えられず、1日と義歯を入れておくことができませんでした。そこでインプラントによる解決方法を企画しました。

 通法通り、左右下顎の大臼歯部に2本ずつインプラントを埋め込み、その上にポーセレン冠をたてて修復処置を行いました。


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<声>何でも噛めています。インプラントを入れていることを忘れてしまっています。

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2008年05月08日:インプラント症例:患者さんの声(11)

 インプラントによって食べる機能を回復するのは勿論ですが、インプラントを入れることで口腔の衛生を維持しようという予防観念に目覚めることも、重要な効果です。

症例11 35歳 女性:来院時、左下顎の大臼歯2本が根の治療が途中で中断していたため、虫歯が進行し、保存できずに抜歯となりました。しばらく迷っていましたが3か月後にインプラントを決意されました。
 抜歯後の骨の再生を待った後、左下顎に2本のインプラントを挿入し、最終的にポーセレン冠による修復処置を問題なく行いました。
 インプラントの手術以降、口腔衛生を維持しようとする意欲が強く出てきて、他にもあった多くの虫歯の治療も積極的に受け、写真のように非常にきれいな歯になりました。治療終了後のメンテナンスにも定期的に通院し、口腔衛生状態もたいへん良好で、歯がきらきらと輝いています。


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<声>インプラントを入れてから、お口の中をきれいにしようとする気持ちが強くなったのは確かね。不潔にしてインプラントがダメになったら怖いですもんね。今では、2、3か月に1回先生のところに通って、歯のクリーニングしてもらうのが、かかせないわ。


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